先日の記事で、コーティングの前後の比較を行って写真とともにご紹介し致しました、ボルボ 240GLへの樹脂パーツコーティングですが、本日は仕上がりの様子をご紹介したいと思います。
なんと、約30年もの時を経たお車!
レトロな雰囲気がすごくおしゃれです。
これだけの経年車ですと、見た目も、中身も、メンテナンスがとても大変だと思いますが、手をかけただけ愛着が湧くのかもしれませんね。
樹脂やゴムパーツの使い方が、最近の車では見られないパターンで…
面積にすればとても狭い範囲ではありますが、樹脂やゴムの存在感がかなり強く、ボディのアクセントになっているように思います。
では、その一部を写真とともにご紹介致します。
サイドモール、ボルボのエンブレムです。
ともに劣化が進んでいる状態でしたが、付着している汚れを除去後にコーティングを施工しました。
ワイパーのアームは樹脂やゴムではありませんが、ここも同時にクリーニング、コーティングを施してあります。
今回のお車の場合、ボンネットから直接ワイパーアームが生えたような作りで、これも最近の車にはなかなか無い作りですね。
最近の車の場合、ボンネットとウィンドウガラスの境目の樹脂のパネルが存在します。
そこももちろんコーティング致します。
ドアミラーは、ツルツルとした素材で、本来は光沢があったのだろうと思いますが、入庫時はツヤがなく、曇った印象でした。
ミラーを覆っている部分とドアとミラーを繋ぐ土台部分もクリーニングし、コーティングを施しました。
ツヤを取り戻し、若返りました!
荷室のウィンドウガラスは開閉できるタイプではなく、いわゆる「はめ殺し」というタイプで、ゴム製のパッキンのようなパーツでウィンドウガラスを囲みボディにはめ込まれています。
そのゴム製のパーツも、やはり経年劣化で白くくすんだり、カビのような、コケのようなものが付着しているケースもあります。
細かなパーツですから、機械ではなく手作業の繊細な作業でクリーニングをし、コーティングも施しました。
ドアハンドル自体はメッキですが、ドアハンドルのフチがやはり黒い樹脂?ゴム?パーツでした。
この形状のドアハンドルも最近は見ないデザインですよね。
見えない部分ですが、メッキのハンドルに隠れた部分も隅々までクリーニングしています。
リアフェンダー付近にダクト風?ダクトなのでしょうか、装飾があります。
10本ほどバーを1本ずつクリーニングし、ムラがないように筆を使って満遍なくコーティングを施しました。
最後はルーフ付近で、トランクドアのヒンジのフチ、それから雨どいと言うのでしょうか、ウィンドウガラスの上部に取り付けられたレール状のパーツ、それとウィンドウガラスの後ろ側にある四角い突起…
全て細かな、見落としてしまいそうなパーツですが、丁寧にクリーニングし、コーティングを施して仕上げました。
一つ一つは細かいですが、樹脂パーツがボディのアクセントになっていますので、全て大切なボディの一部です。
細かなパーツが本当にたくさんありましたので、見落としがないように、ムラがないように注意して作業を行いました。