先日、コーティング施工前の下地処理につおてご紹介致しました、メルセデスベンツ、SL65のスタンダードガラスコーティング施工ですが、コーティングまでの全工程を終えましたので、改めてご紹介致します。
ここに来るまでに、どこかで磨かれていたようで、コンディションはさほど悪くないのにも関わらず、バフキズが異様に多い状態でした。
ボディは鉄板ではなくカーボン製で、鉄板パーツよりも慎重な作業を要しました。
ボディカラーがブラックと言う事もあり、あまり研磨力の強いコンパウンドは使用できませんし、研磨力の弱いコンパウンドでも、一点に集中して研磨し続けてしまえば、デリケートなカーボン素材にダメージを与えてしまいます。
その辺りの加減は、長年の勘に任せるしかないのかもしれません。
時間こそかかりましたが、トラブルなく研磨(下地)処理を終えました。
今回はあくまで研磨に重点をおいての施工というご依頼でした。
研磨によって磨き上げられたボディを保護する意味では、コーティングが最も簡単で、最も効果的ではありますが、敢えてコーティングを施さず、塗装そのものの質感を楽しむというのも、一つの方法です。