先日コーティング(研磨処理)前のボディコンディションについてご紹介致しました、フェラーリ430スクーデリアです。
今回の写真2枚は、どちらもコーティング後のものです。
前回の記事の写真とは比べ物にならない程、輝いています。
メタリックの入っていないカラーでも、1面1面しっかりと磨きあげると、ここまでツヤが出ます。
写真に写した2ヵ所は、曲線を描いた複雑な形状です。
ボンネットやルーフ等の面積の大きなパーツを磨く際には、それに合わせた大きめの機材を使用しますが、写真の様なパーツに同じ機材を使用すると、キズを除去しきれない場合や、塗装を痛めてしまう場合もありますので、やや小さめの機材を使用し時間をかけて少しの面積ずつ研磨を行います。
また、写真1枚目のダクトや、2枚目のテールランプとボディの隙間等、研磨の際に出るコンパウンドの粉が入り込んでしまうと、後々処理に手間がかかりってしまう様な部分は研磨処理前にしっかりとマスキングを施します。
パーツの形状が複雑ですとマスキングも困難ですが、コンパウンドの粉やコンパウンド自体を除去しきれないまま放置すると、硬化してしてしまう恐れがありますので、これも重要な作業です。
次回もフェラーリ430スクーデリアのコーティングの続編をご紹介致しますので、ぜひご覧ください。